森 亮太
INTERVIEW

インタビュー

MORI RYOTA

森 亮太

異業種での経験をIT教育の現場で活かす

大阪情報専門学校・教務部・副教務部長

2015年入職

看護師からIT業界へ転身

授業風景

私は元看護師という、当校の職員の中でも少し変わった経歴を持っています。看護師になったのは両親に勧められたという主体的とは言い難い理由だったこともあり、何かすっきりせず、「子供の頃から好きだったITを学びたい!」と自分の意志で一念発起。看護師を辞め、当校でITを学び、卒業してシステムエンジニアを5年経験した後、教育の場に足を踏み入れました。現在は、ソフトウェア開発学科1年生の担任と大学併修学科のフォローに加え、副教務部長として教育活動の方針決定や情報収集、精査、共有などをしています。

異業種からの入職ではありますが、私自身が当校の卒業生であり、システムエンジニアとしての勤務も経験したので、ITスキル面で大きな問題はありませんでした。少し戸惑ったことがあるとすれば、学生指導の部分です。社会人として過ごしてきた期間が長かったので、教育現場に入って間もない頃は、「一度言えば伝わるだろう」と学生に対して社会人同士のような対応をしていました。しかし、実際にはもっと親身になって、繰り返し説明する必要があると気が付いてからは、学生への向き合い方も大きく変化しました。

特に印象に残っているのは、基本情報技術者試験に何度も不合格になっていた、ある学生のことです。一緒に苦手分野の分析を行い、時間を作って学生への指導を重ねた結果、6回目のチャレンジで合格。学生も諦めずに努力し続けていたので、合格の連絡が来たときには涙が出そうになるほど嬉しかったです。

自分の経験を学生の学びに繋げていく

授業風景

当校の大学併修学科には医学・医療と医療情報システムを学ぶことができる「医療情報専攻」があります。私は元看護師という経験を生かし、医療現場で使われているシステムや使用法を具体的に伝え、異業種の知見を生かした指導も積極的に行ってきました。医療とITの両方を経験している身からすると、医療業界とIT業界には共通点も多いと感じます。たとえば、医療現場で投薬や治療の際にダブルチェックを行うことと同様に、ITでも制作したプログラムのコードレビューを複数人で行います。こういった具体例を出して、「業界が違っても、注意しなければならないことの根幹は繋がっている」と話をすると、学生も興味深そうに耳を傾けてくれます。

また、教育現場にいて感じるのは、学生の特性によって、話しかけやすいタイプの職員が異なるということです。真面目な職員、親しみやすい職員、厳しい職員など、私たちが多様であった方が、学生が相談しやすい状況を作ることができると考えています。「異業種出身だから」「経験がないから」と諦めず、IT教育に興味がある方は、多様な人材を求める当校を含む電子開発学園でチャレンジしてみてください。

大阪情報専門学校のイベントギャラリー

レク ボウリング
卒業研究発表会
学園祭
入学式

ある1日のスケジュール

A DAY

  • 8:30 出勤

    少し早めに来て、当日の授業内容や授業資料の最終確認をします。

  • 9:15 授業・1時限目

    1年生を対象とした、「プログラミング入門」の授業。ゲームを題材に、まずはプログラムに慣れてもらうようにしています。

  • 11:00 授業・2時限目

    「ハードウェア」の授業。計算問題が苦手な学生も多いですが、根気強く頑張ってくれています。

  • 12:30 昼休憩

    学内に販売に来てくれるお弁当屋さんで、お弁当を購入。大人気で行列必至です。

  • 13:30 授業準備

    資格試験が近いため、対策資料を準備。目指せ!全員合格!

  • 15:15 職員会議

    今日の議題は学園祭に向けた準備について。学生がどんな出店のアイデアを出してくれるか、楽しみです。

  • 18:00 退勤

    最近は仲の良い職員と、夕食にラーメンを食べに行くのがブームです。

休日の過ごし方

LIFE WORK BALANCE

子育てとアウトドアが癒やしの時間

元々登山が趣味だったこともあり、アウトドア用品を揃えているので、デイキャンプやバーベキューに行くのが好きです。今は3歳の息子がいるので、休日は遊び相手や子育てをしていることの方が多いかもしれません。先日、息子の入園式があったので、午前半休をとって参列しました。家庭の行事でのお休みや育休も取りやすいので、ライフワークバランスを大切にしている人には働きやすい職場だと思います。

休日の画像

I T教育の現場で働きたい方へのメッセージ

MESSAGE

自分の個性を生かして仕事ができる職場

当校は自身の人生経験や自分らしさを活かして働くことができる職場だと思います。成功・失敗も含め、さまざまな経験をした職員が集まってこそ、教育は充実するはずです。

また、ITは日々進化を続けており、学生たちは新しい知識、技術に興味を持って学んでいます。それに負けないよう自分自身でアップデートを続けられる人、そして、熱意を持って学生に接することができる意欲のある方と一緒に働けるのを楽しみにしています。